黄田医院

Tel.042-325-5355

診療案内Medical Service

診療案内

国分寺の黄田医院では、耳・鼻・のど・くびの不調全般から、専門的な治療まで幅広く対応しています。
お子さまからご高齢の方まで、地域の皆さまに安心して受診いただける診療体制を整えています。

診療科目

耳鼻咽喉科・小児耳鼻科・肛門科・漢方処方
耳鼻咽喉科
小児耳鼻科
肛門科

耳・鼻・のど・くびの不調全般

耳の痛み・耳だれ・聞こえづらさ・耳鳴り・顔の動きが悪い(顔面神経麻痺)などの耳の症状、 鼻づまり・くしゃみ・鼻水・においの低下などの鼻の症状、 のどの痛み・声のかすれ・飲み込みにくさ・首のしこりなど、耳鼻咽喉科領域全般の診療を行っています。

耳鼻咽喉科

耳の症状

耳の症状

・耳が痛い ・耳がかゆい ・耳だれ ・耳垢 ・難聴 ・耳鳴 ・耳閉感 ・めまい ・耳のできもの ・耳に異物(おもちゃ・虫)

鼻の症状

・鼻水 ・鼻づまり ・くしゃみ ・鼻が痛い ・鼻がかゆい ・鼻血 ・鼻がにおう ・においがわからない  ・鼻に異物(おもちゃなど) ・花粉症、アレルギー性鼻炎 鼻のできもの

のどの症状

のどの症状

・のどの痛み ・のどの違和感 ・のどのかゆみ ・咳 ・痰 ・声がかれる ・むせ ・飲込みが悪い ・味がわからない ・口内炎 ・舌の痛み

その他症状

・いびき、睡眠時無呼吸症候群 ・顔の動きが悪い、顔面神経麻痺 ・頸部のはれ、しこり

耳鼻咽喉科疾患について

一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会ホームページもご参照ください。

・日耳鼻ホームページ
「耳鼻咽喉科・頭頸部外科が扱う代表的な病気」
・日耳鼻ホームページ
「さまざまな疾患と向き合う耳鼻咽喉科・頭頸部外科」

めまい・難聴・耳鳴

メニエール病や突発性難聴など、内耳のトラブルを丁寧に診断・治療します。

めまいの診療について

めまい・難聴・メニエール病・突発性難聴

「ぐるぐる回るようなめまい」「ふわふわと浮く感じ」「ふらついて歩きにくい」—— めまいにはいろいろな感じ方があり、その原因もさまざまです。当院では、赤外線CCDカメラを使用した精密な検査により、めまいの原因を詳しく調べることが可能です。
※検査は土曜日に対応しております。

問診で詳しくお伺いすること

めまいの原因を探るために、以下の点を丁寧にお聞きします:
・めまいが起こるタイミングやきっかけ
・めまいの持続時間
・難聴・耳鳴りなどの耳の症状の有無

目の動き「眼振(がんしん)」を観察

耳が原因のめまいの場合、「眼振(がんしん)」と呼ばれる目の揺れがよく見られます。
赤外線CCDカメラを使うことで、この眼振を正確に観察でき、診断に大いに役立ちます。

考えられる主なめまいの病気

以下のような疾患が原因として考えられます:
・良性発作性頭位めまい症(BPPV)
・メニエール病
・突発性難聴に伴うめまい
・前庭神経炎
・前庭性片頭痛
・加齢性前庭障害
・椎骨脳底動脈不全
・前庭性発作症
・持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD) など

より専門的な検査が必要な場合

脳の異常が原因と考えられる「中枢性のめまい」の可能性がある場合には、精密検査や治療が可能な専門医療機関をご紹介いたします。

気になるめまいやふらつきがある方へ

「いつもと違う」「長引いている」と感じたら、早めの受診がおすすめです。お気軽にご相談ください。

アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎
(蓄膿症)

花粉症や慢性副鼻腔炎に対し、薬物・内視鏡・CT検査など多面的に対応します。

アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎(蓄膿症)

花粉症・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎

アレルギー性鼻炎は、ハウスダスト・ダニ・花粉などのアレルゲンに反応して くしゃみ・鼻水・鼻づまりを引き起こす疾患です。
当院では、原因となるアレルゲンを特定するために、指先からの少量採血で約20分で結果がわかる迅速検査を導入しています。
より詳しく調べたい方には、通常の採血による詳細検査も可能です。
アレルギーの根本的な改善を目指す方には、舌下免疫療法も行っています。

副鼻腔炎(蓄膿症)は、鼻の奥にある副鼻腔に炎症が起こり、 鼻づまり・頭痛・においの低下などを引き起こす疾患です。

当院では、高精度コーンビームCT(CBCT)を用いて、 副鼻腔や鼻腔の状態を立体的に把握し、正確な診断・治療方針の決定が可能です。
急性・慢性を問わず、症状に応じて抗菌薬・点鼻薬・漢方薬などを組み合わせた治療を行っています。

耳鼻科専用コーンビームCT(CBCT)のご案内

コーンビームCT(CBCT)

正確な診断を、より短時間・低被ばくで

当院では、耳鼻科に特化したCBCTを導入しています。
短時間の撮影で、鼻・副鼻腔・耳の内部を高精細3D画像で確認できます。

CBCTの特長 🌿

・高解像度3D画像で耳・鼻・副鼻腔の構造を鮮明に可視化
・被ばく線量が少なく、身体への負担が少ない
・撮影時間が短く、お子さまや高齢の方にもやさしい
・検査結果をその場で確認可、迅速な治療に対応
・保険適用で費用も安く、経済的負担が少ない

被ばく線量の目安 ☢️

📍 当院のCBCT:約0.04mSv
📍 一般的な頭部ヘリカルCT:約2.0mSv
📍 東京〜ニューヨーク往復飛行機:約0.2mSv

→ CBCTは非常に少ない被ばく量で、安全に撮影が可能です。

費用について(保険適用)💰

CBCT検査は保険診療の対象です。
健康保険3割負担の方で約3,390円程度です。(※保険点数により多少変動します)
今まで他施設へ紹介が必要だったヘリカルCTに比べて、費用も身体への負担も少ないのが大きなメリットです。

このような症状の方におすすめ

・副鼻腔炎(蓄膿症)の精密検査
・鼻づまり・鼻中隔の形態確認
・慢性中耳炎・真珠腫など耳の構造評価
・鼻や耳の手術適応についての確認

ご希望の方は診察時に医師へお申し出ください。
患者さま一人ひとりに合わせ、最適なタイミングと方法でCBCT検査を行います。

いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠中の呼吸停止やいびきが気になる方へ、検査・生活指導・治療を行います。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

大人の方

症状として、いびき、日中の眠気、起床時の頭痛や夜間頻尿などがあり、仕事の作業効率の低下や居眠り運転等の事故の原因にもなる病気です。呼吸の通り道である鼻やのどの形態異常の確認はもちろんのこと、成人頭頚部癌患者の約6割にSASがあるとの報告もあり、耳鼻咽喉科での内視鏡検査を必ずおすすめします。
また、合併症として成人では高血圧・虚血性心疾患・脳卒中・糖尿病など引き起こす可能性があり、重症のSASでは心血管系疾患発症率が健常者と比較し約5倍とのデータもあります。治療を適切に行うことでその発症率を健常者と同様まで低下させることができます。

当院の検査・治療の流れ

当院の検査・治療の流れ

終夜睡眠ポリソムノグラフィー(PSG)検査

SASが疑われる場合、まず自宅での簡易検査を行います。簡易検査でAHI40未満である場合でもCPAPの適応となる病状の方が一定数隠れているため、精密検査であるPSG検査が行われます。
従来入院が必要な検査でしたが、当院では自宅で行える在宅PSGが可能です。〝入院だといつものように寝れないから検査できるのか不安〟という方も安心して検査できます。また、費用も入院検査の約1/3程度で済むことがメリットです。
在宅PSGはSASの診断においては入院検査に匹敵する検査ですが、ご自身での機械装着が不安であったりより精密な入院検査をご希望でしたら入院検査もご案内できます。

CPAP治療について

機械で圧をかけた空気を鼻から気道へ送り無呼吸を防ぐ治療です。合併症の予防と生命予後の改善が証明された唯一の治療法です。保険診療でCPAP療法を行う場合、月に1回の定期受診が必要です。その都度CPAPの使用状況や症状の変動などをチェックします。
また、鼻の通りは重要であり、必要があれば鼻手術をお勧めすることもあります。

小児の方

小児でもSASがおきます。いびきがあって、寝起きの機嫌が悪い・落ち着きがなく怒りやすい・集中力がない・身長/体重が伸びない・おねしょがなおらない等があるようでしたら検査をおすすめします。小児の場合は鼻の保存的治療や口蓋扁桃摘出術/アデノイド切除術などの手術で改善することが多いです。

小児の中耳炎・アデノイド・鼻づまり

お子さまの耳・鼻・のどの症状をやさしく丁寧に診察し、成長に合わせた治療を行います。

小児耳鼻科

小児耳鼻科お子さまの中耳炎・アデノイド肥大・鼻づまり・アレルギー性鼻炎などに幅広く対応しています。
痛みや不安の少ない優しい診察を心がけ、保護者の方にもわかりやすくご説明いたします。

耳、鼻、のどに関し大人と基本的には同様ですが、大人に比べ急性中耳炎や副鼻腔炎になりやすい傾向にあります。
滲出性中耳炎(痛みはないですが滲出液が溜まることで聞こえが悪くなる病態)になることも多いです。
耳用の硬性鏡もありますので、しっかりと鼓膜の状態をみることができます。

急性中耳炎

症状として耳が痛い、発熱、耳だれなどがおきます。概ね8割のお子さんが一度はかかると言われています。
鼻水が原因となることがほとんどで、細菌やウイルスが鼻と耳をつないでいる耳管を通り、耳に炎症がおきます。

子供の耳管は大人に比べると短く、また太くて水平ですので、鼻から耳に炎症がいきやすいのです。特に保育園など集団保育を行っている場合は感染頻度が高く再発、難治化することもあります。

一般的には抗菌薬などの内服薬で良くなりますがどうしても繰り返しおきてしまうことも多々あります。そんな時に漢方が有効なことが多いので試してみてはいかがでしょうか。

滲出性中耳炎

鼓膜の奥の中耳に滲出液が貯まった状態をさします。感染が起きなければ、通常痛みを伴いません。
のど・鼻の炎症が中耳に入りやすいことやアデノイドや扁桃が大きく耳管を圧迫しやすくなっているため小児に多い疾患です。
軽度ですが難聴になることが問題です。子供では難聴の症状を訴えないため見逃されがちなのでテレビの音を大きくする、後ろから呼んでも返事をしないなどの変化に気づいたら診察を受けても良いでしょう。特に就学前では、まだ十分に字を読むことができませんから、聴力を確保できるかどうかは言語発達に影響します。
治療は内服薬や鼻・のどの治療、改善が乏しければ鼓膜チューブを留置することもあります。

舌下免疫療法

スギ花粉・ダニアレルギーを根本から改善

舌下免疫療法

スギ花粉・ダニアレルギー 舌下免疫療法

アレルギー原因物質を含むエキスを舌下に投与することで唯一完治を期待できる治療です。
ただし、毎日継続して服用が必要であり、根気のいる治療でもあります。治療期間は最低で3年以上、できれば5年です。
約7~8割の方に症状の改善がありますが、全ての方に改善があるわけではありません。即効性なく継続することで効果が出始めます。

服用方法

・1日1回舌下に薬を1分間おきます。その後5分は飲食・うがいを控えます。
・投与前後2時間は入浴、運動、飲酒を控えます。

治療対象の方

・5歳~65歳のスギ花粉症またはダニアレルギーと診断された方
・毎日の決まった服用ができる方
・1か月に1度の受診が可能な方

おすすめする方

眠気などのアレルギー治療薬の副作用に困る方(受験を控えている、ドライバーの仕事etc)
将来妊娠を考えており内服薬が使用できないことが心配な方(妊娠中には導入できませんが導入安定後に妊娠した方は服用を継続できます。ただし授乳中は中止となります。)

治療を受けられない方

・重症気管支喘息の方
・重症の心疾患、肺疾患、高血圧がある方(β遮断薬を使用)
・妊娠中、授乳中の方
・全身性ステロイド薬を内服中の方
・がんや免疫系の病気、免疫不全の病気をお持ちの方

副作用

今のところアナフィラキシーショックのような重篤な副作用が発生した事例はありませんが、以下のような軽い症状が現れることがあります。
・口の中の腫れやかゆみ、口内炎
・のどのかゆみ
アレルゲンを投与していますのである程度はやむを得ないのでしょう。はじめの1か月間がより多くみられます。

治療スケジュール

治療対象となるか確認します。スギ花粉症もしくはダニアレルギーであることの確認が必要です。
過去2,3年のアレルギー検査結果をお持ちでしたらご持参ください。なければ当院で検査を行います。
※小児の方など採血検査が苦手な方は、指先でできる簡易検査キットを導入しましたのでご希望の方はご相談ください。

初回は院内で投与します。その後30分待機し問題ないことを確認します。翌日以降はご自宅で服用します。

1週間後に再診していただきます。問題がなければ維持量に増量します。この日も初回は院内で投与します。

以降、月に1回受診していただき副作用等ないか確認、最低3年は継続していただきます。
万が一1、2年で効果がない方は治療中止となることもあります。
※スギ花粉治療薬は飛散期(1~5月)には導入できません。
※スギ、ダニ2剤の併用も可能です。どちらかをまず導入して1か月ほど安定したらもう片方を始めます。はじめ1か月は朝、夕に分け服用し、安定したらその後は1分間隔をあけて同時間帯に服用できます。

詳しくはこちらも参照ください。舌の下(したのした)で行う鳥居薬品の舌下免疫療法専門サイト (torii-alg.jp)

上咽頭擦過療法(EAT)

自律神経症状・長引く不調にEAT療法という選択

上咽頭擦過療法(EAT、Bスポット療法)

「投薬を受けたけど後鼻漏やのどの違和感が改善しない」

そのような慢性上咽頭炎の方に対して、塩化亜鉛溶液を塗布した綿棒を鼻から上咽頭へ擦りつけることで
① 塩化亜鉛の収斂・抗炎症作用
② 擦過に伴う瀉血効果
③ 迷走神経刺激効果
が期待できる治療です。

改善が期待できる症状としては、
・後鼻漏、咽頭違和感、咳・痰、咽頭痛、肩こり、頭痛、耳鳴、顎関節痛など
・倦怠感、めまい、睡眠障害等自律神経系の乱れを介した症状
・病巣扁桃疾患:IgA腎症、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、乾癬など

鼻咽腔ファイバーでの診察後、週に一度、計10回程度で治療効果判定をします。
現在は院長診察の土曜日に行う予定です。ご希望の方はご相談ください。
一過性にヒリヒリする痛みを伴いますので、ご希望の方にはルゴールで行うことも可能です。

耳鼻科領域の漢方治療

体質や症状の背景に合わせて漢方薬を併用し、自然治癒力の回復を目指します。

漢方処方

漢方処方

体質や症状の背景に合わせて漢方薬を併用し、自然治癒力の回復を目指します。

西洋医学では治療に難渋する耳鼻科疾患が、東洋医学の漢方薬で改善できることが多くあります。
単独もしくは西洋薬との併用などみなさまの体質に合わせ処方いたします。
また、大人のみならずお子さまの長引く症状にも効果的ですのでご相談ください。

肛門症状の初期相談
(理事長のみ対応)

いぼ痔・切れ痔などの軽度症状に関する初期相談も受け付けています。

肛門科

よくあるご質問(FAQ)

よくあるご質問

Q. 初診時に必要なものはありますか?

A. マイナンバーカードまたは保険証・医療証・お薬手帳をご持参ください。紹介状がある場合はお持ちください。

Q. 子供の診察も可能ですか?

A. はい。小児耳鼻科として、乳幼児から中高生まで幅広く対応しています。中耳炎・アレルギー性鼻炎などもご相談ください。

Q. 予約は必要ですか?

A. 当院は予約制ではありません。受付時間内であればいつでもお越しください。

Q. 肛門科を受診したい場合はどうすればよいですか?

A. 理事長のみ対応しております。詳しくはお電話または受付にてお問い合わせください。

Q. CT検査はできますか?

A. はい。当院ではコーンビームCT(CBCT)による精密検査が可能です。詳しくはこちらをご覧ください。